2021.04.13 毛髪再生医療
昨今、男性型脱毛症(AGA)で悩まれている方は日本国内で1,800万人と言われています。
女性型脱毛症は600万人、円形脱毛症は12~24万人、瘢痕、熱傷性脱毛症は101万人の患者がいるとされています。
「たかが髪のこと」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし薄毛、脱毛症の方にとっては、我々が想像している以上に深刻な問題だと言えます。薄毛を意識している方々の多くは、一般的に、「頭ばかり見られているのでは」「自信をもって人と接することができない」など、ストレスやコンプレックスから精神的な影響や行動にも影響が出ると言われています。
毛髪の再生医療の「実用化」について申し上げると、今は“5合目”の状態です。
研究の対象とされているのは「毛包」と呼ばれる髪の毛をつくり出す事。
更に「毛包」の基となる「毛包原基」と呼ばれるもので、つまり毛包の「種(タネ)」を作るというです。
この毛包原基を再生医療の技術で沢山作りだし、頭皮に移植をして毛包の数を増やして髪の再生を促すというものです。臨床研究の資金があれば1年以内に研究は開始できる状況にあると言わています。
メカニズムが明らかな男性型脱毛症を対象に研究を行い、その期間は1年半程度になるでしょう。この臨床研究で安全性と有効性が明らかになれば、有償臨床研究として社会実装できることになります。
同時に、女性型脱毛症や希少疾患の脱毛症も臨床研究が可能になると考えられます。
・こちらの記事は現代ビジネスより引用しました。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/82125
毛髪再生医療の実用化はすぐそこまできているのです。
是非、保険適用にして頂きたいものです。
頭皮へのPRP療法