2021.06.10 毛髪再生医療
毛髪を生み出す器官「毛包」の基となる幹細胞が作られる仕組みが理研により解明された。
この成果は、毛髪などの再生医療研究を進める基盤になると期待される。毛包には、その基となる毛包幹細胞が存在し、出生後も生涯にわたって周期的に再生を繰り返す。
従来は胎児期に皮膚の表面にあった基底上層細胞という細胞が幹細胞に分化すると考えられてきた。マウスの胎児期の細胞一つ一つの分化を追跡する手法と、どの時期にどんな遺伝子が働いているかを調べる手法を併用し毛包幹細胞の作られ方を調べた。
その結果、従来考えられてきた基底上層細胞とは異なり、皮膚にできたプラコードと呼ばれる円盤状組織の外縁部の細胞が幹細胞に分化していたことが判明。
円盤状の組織はその後、望遠鏡の筒を伸ばすように立体的になり、幹細胞を含む毛包を形成する事も分かった。この成果を基に効率良く毛包幹細胞を作ることが出来れば、毛包を再構築するために人工多能性幹細胞(iPS細胞)などを使えるようになる可能性がある。
・こちらの記事は時事ドットコムニュースより引用しました。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021061000009&g=soc
すごいことですね。是非、スピード重視で、実用化を目指してほしいです。
男性の薄毛治療に関しては、世の中でも一般的になってきましたが、女性の頭皮脱毛はまだ理解されていないのが現状なので。
頭皮へのPRP療法